2025年
 つぶやき

10/1
◆ サザン
 高校と、大学でも同窓生だった男は桑田佳祐の歌が上手だった。
 のちに地方銀行の頭取になったが、宴会では歌いまくったようだ。
 でも、かれくらい歌がうまければ人の迷惑にはならなかったような気がする。
 どうかな?

10/2
◆「ゲーテはすべてを言った」
 40人ほど順番待ちだった本をようやく借り出す。
 難しそうな本だったが、3時に読み始めて5時に読了。
 つまり、意外によみやすかった。
 ただ、ぼくは速読ゆえ、中身をちゃんとは味わえず。

10/3
◆ あぶね〜
 夕暮れになると目に入る光が乱反射する。
 そればかりではない。
 視野が狭まり、近づく人や自転車がよく見えない。

10/4
◆「アノーラ」
 米映画で、カンヌ映画祭で金賞をとった作品をネット経由で見た。
 ストリップダンサーがロシアの富豪のバカ息子と結婚したので大騒動。
 セックスシーンはたっぷりあるけど、最後はしみじみする。

10/5
◆ 歯医者
 右上の奥歯が変な感じ。
 高校の同期会(東京)の連中のあいだで評判のいいのがいるが
 連中はゴルフ仲間でもあるから、ぼくは距離を感じる。

10/6
◆「紅いコーリャン」
 チャン・イーモウ監督の中国映画(1987)を見る。
 中国を侵略する日本軍の悪辣なこと。
 ドイツ人も反ナチスの映画を見させられるとやりきれない気分になるんだろうな。

10/7
◆ お月さま
 通ってるデイサービスで職員さんたちが盛んにお団子の話をしてくる。
 中秋の名月で、老人たちを楽しませようとするのだ。
 しかし、老人たちは誰も乗らない。
 じっさい、ぼくも、そういうイベントで楽しんだ思い出がない。

10/8
◆ 新しい翻訳
 ギリシア神話の教養がないから大変だ。
 また、神様の名前もギリシア語、フランス語、英語でそれぞれ違う。
 そこらへんの処理に工夫がいる。

10/9
◆ あぶね〜
 自転車にまたがって少しでも漕ぎ出せれば、あとはなんとか前に進める。
 恐ろしいのは後ろから音もなく人の自転車に抜かれること。
 とりわけ左側から抜かれちゃう場合。

10/10
◆ 強風をついて
 500メートルほど先の公園まで歩いて行った。
 もちろん杖をついて、であるが、公園まで歩けたのが偉い。
 来月はぜひとも参加したい集まりが二つもあるから、それに向けての足ならし。

10/11
◆「ストップ・メイキング・センス」
 デヴィッド・バーンの1983年のライブの記録映画を見る。
 2度目だけどやっぱりすばらしい。
 ぼくも声を出して相和そうとしたが、声が出ないのである。

10/12
◆ 肌寒い
 おお、ほんとうに秋だねえ。
 押し入れから引っ張り出した汚いチョッキを着る。

10/13
◆ 体が動かぬ
 寒いのでセーターを着た。(昔ユニクロで買ったペラペラのやつ)
 これでちょうどいい具合だが、なぜか鼻水は止まらない。

10/14
◆ 初めて食った
 見た目は、なんじゃこれは、という感じだった「無水カレー」。
 トマト缶をベースに作られたものだが、うまかった。
 今度は自分で作ってみようと思う。

10/15
◆ 張芸謀(チャン・イーモウ)
 中国の映画監督で、ぼくが最初に観た作品は「初恋のきた道」(1999年)。
 Prime Video で別の作品がいくつか紹介されてるので2本観た。
 「紅夢」(1991)と「活きる」(1994)
 話はこってるわりに映画はややつまんなかった。

10/16
◆「菊豆」(1990)
 チャン・イーモウの作品を続けざまに観る。
 これは話は簡単だし、映像もよかった。
 つぎはさらに単純に武術映画「Hero」(2002)でも観ようかな。

10/17
◆ 日本脱出
 昔の研究仲間(女性)からメールをいただいた。
 いまの日本の政治に嫌気がさして、フランスに移住することを考えているらしい。
 実力もあるし、人脈もあるので、幸せにくらせるだろう。
 ぼくにはそういうものがないし、そもそも体も不自由だ。

10/18
◆ 体が重い
 じっさいには体重はむしろ軽くなってる。
 それを重たく感じるのは体力が落ちてるから?

10/19
◆ 明け方の夢
 韓国なのか台湾なのか、ぼくが団体を引率して海外旅行をしている。
 ホテルで同行者たちがはしゃぎすぎて、フロアを水浸しにする。
 その後始末でとても苦労する、という夢。
 なぜだか、とても長い夢で、起床したのは9時半。

10/20
◆ 少欲
 しなければならないことからは、すっかり解放された。
 体が思うとおりにうごかないことを除けば、今のぼくは幸せだ。

10/21
◆ 夜間部の卒業生
 ぼくが勤めていた短大には夜間部があり、男子学生も多かった。
 その卒業生も60歳前後なので、来月パーティーを開くという。
 ぼくも誘われたが、さすがに鹿児島は遠い。

10/22
◆ サブスク
 調べ物をしてて米国の Academia.edu に行き着いた。
 .edu なら日本の .ac と同様に非営利組織かと早合点した。
 そして愚かにもクレジットカードの番号を教えてしまった。
 で、月末に$139(約2万円)が利用料として引き落とされていた。

10/23
◆ 秋雨
 高血圧の相談のため、自転車で病院(谷保診療所)へ行く。
 ぼくの希望はバスで通える脳神経外科への紹介状を書いてもらうこと。
 こまかい話は省略するが、けっきょくはぼくの希望かなわず。
 雨が降り出し、レインコートを着て帰る。

10/24
◆ 指先のしびれ
 昨日処方された降圧剤を飲んだせいか、血圧は正常値。
 しかし、なんだか指先がかじかんだような感じ。
 久しぶりに革ジャンを着て、ちょっと落ち着く。

10/25
◆「94歳のゲイ」
 同性愛は異常・変態とされていた時代、詩人の長谷忠さんはずっと告白できなかった。
 その苦しかった日々がドキュメンタリー映画でつづられる。
 いやあ、いい映画でした。

10/26
◆「バウンティフルへの旅」
 1985年のアメリカ映画。黒澤明が絶賛。
 嫁との折り合いが悪く、家を脱出して故郷に帰る老婆の話。
 外は雨模様で肌寒く、こんなしみじみ系の映画をみて心を慰める。

Back to Home