つぶやき |
◆カードの解約 以下の2点によりANAカードから退会した。 1)マイレージを集中するためJALしか乗らない。 2)家族カードで奥さんが買い物をしている。 ANAに電話したら、退会の用紙を郵送するという。 けっこう手続きがめんどうだ。 一方、提携クレジットカードの解約は簡単だった。 音声案内でプッシュボタンを押すだけ。 あまりにのあっけなさに何だか物足りない。 |
◆収納バッグ![]() いや、単に毛布2枚と竹製の枕だけなのだが それらは部屋の隅に丸めて放置してある。 これを大きなバッグに収納する考えがわいた。 フランスの低級衣料店 Tati のビニールバッグは 貧乏人の必携品だったのを思い出す。 あれと似たようなのを探そう。 と、土曜日の午後、大型店をうろついたが見つからず。 |
◆うたた寝 9月末〆切の論文執筆にようやくとりかかる。 思ったよりも進んだので昼過ぎに銭湯へ行く。 付属のレストランで昼食をとる。 セルフサービスのご飯を山盛りにする貧乏人。 秋空の雲を眺めつつ露天風呂を楽しむ。 4時頃、研究室にもどったが なんだか疲れて、イスに座ったまま眠る。 ふと目を覚ませば窓の外は闇。 |
◆秋田 10月末、秋田で開かれる学会に出ようと思う。 しかし、鹿児島から秋田は遠い。 自弁で行くのだから「もと」をとりたいが その「もと」の内容は自分でもイマイチつかめぬ。 酒好きでも食通でもないしな〜。 見たい場所、行きたいところがあるわけでもない。 肝心の学会の方も発表論題はどれも難解だ。 |
◆生活臭 このところ昼夜2食を弁当ですましている。 弁当屋やスーパーで買うのだが おかげで研究室には空のポリ皿がたまる。 ホームレスの段ボールハウスと同じ臭いがする。 部屋主の風体もそれっぽくなる。 |
◆ポトフ だいぶん飽きてきたが男の料理教室に通っている。 先生は毎回のように変わる。 栄養士でも調理師でもなく、ふつうのおばさん。 昔の家政科を出た「生活改良普及員」かな。 栄養士なら手洗い励行など衛生にうるさいはずだし 調理師なら調理の手順・手際がよいはずだ。 生徒(ジーサン4人)の方が上手だったりする。 一人が献立の「ポトフ」の意味を質問した。 先生は「意味は知りませんが、具沢山の汁物です」という。 すると別のジーサンが「昔ならなぐられますよ」と 戦争中、横文字は禁止だった話を長々と語り出す。 老人会のムードが高まる。 |
◆根性 明け方5時半に目が覚めてしまった。 頭の芯が痛いような気がする。 これが激痛で吐き気を伴えば「くも膜下出血」だが ま、それほどの痛みではない。 寝る前に飲んだ安ワインのせいかもしれない。 コンビニで買った6百円の酒だぜ。 いい齢なんだからもう少し高いのを買えよ。 |
◆手配師 学生たちに「まちなか」での活動を励ましている。 イベントを企て、実行するのも勉強だ。 商工会議所にも学生を出向かせた。 おかげで「天文館エスコーターズ」の仕事が来た。 これは繁華街でオープンカフェを開き その周辺を清掃したり、道案内をする仕事だ。 週に4日、そのつど2〜3人を必要とする。 その手配(人集め)はなぜかぼくの仕事。 |
◆もらい事故 息子の友人(25才のプー)が死んだ。 学童保育からだから、旧い知り合いだ。 7日、首都高速で交通違反のキップをきられ 警官と並んで路側帯に立っていたとき その警官ともども、暴走トラックにはねられた。 人間、死ぬときゃ死ぬ、とはいうものの もらい事故で殺されるのは理不尽すぎる。 |
◆手書き あるエッセイ本で筆記用具の話を読んだ。 そうだ、ぼくもすてきな万年筆をもってるぞ。 んで急に、誰かにお手紙でも書きたくなる。 しかし、手紙用の紙などは手元にない。 PCプリント用紙(A4)じゃ何だかねぇ。 |
◆惻隠の情 買い物の帰り、市内の中央公園で一休み。 本屋で買った本を開き、焼き芋をかじる。 スケボーに乗ったガキどもが目の前を行き来する。 小学校低学年のジャリなども混じってる。 小学生は今にもこけて後頭部を打ちそうだ。 そっちに気をとられ、心穏やかに本も読めない。 |
◆ not A but B 講義の受講者は多くても30〜40人だ。 小さい学校ですからね。 それでも、トンチンカンな学生が必ずいる。 「○○ではなく▲▲」と語っても 学生はレポートに「先生は○○だというが」などと書く。 そうじゃ〜なくて!と、くどく語ってもこうだ。 恐ろしいことに、話は逆になって伝わっていく。 |
◆軽んじられる 商工会議所が企てる「天文館エスコーターズ」事業のため ぼくは学生を集めるのに協力し、いささか苦労した。 その名簿をEメールで担当者に送る。 しかし、あちらからは「受けとりました」の返事もない。 予め電話したが、そのときも謝辞などなし。 要するに、軽んじられている。 こちらが腰を低くしてアプローチすれば あちらは当然のように頭を高くする。 逆に、「偉い人」には阿諛追従(あゆついしょう)。 土地の者によれば、それが薩摩の気風だと。 |
◆老後 人に愛されて暮らしたいと思っても ぼくにとってそれは至難のわざ。 嫌われ者キャラのまま、それに磨きをかけよう。 たとえば、公共図書館の常連になり 騒ぐガキを叱ったり、女性客に余計な助言をしたり。 |
◆無芸 テレビでインドネシアの家庭料理を紹介していた。 う〜む、老後は南の国で暮らすのもいいな。 JICA の海外シニア協力隊に入ろうか。 と思ったが、さて、ぼくに何ができる? 自分には何の技も芸もないことに気づく。 |
◆同病 うちの学長は皮肉屋で、人の痛点をつく。 だから嫌う人も多いが、ぼくは好きだな。 学長の悪口をいう集まりでは居心地が悪い。 が、そこで気炎をあげる人々にもぼくは敬服する。 彼らの関心は、まず学内の人事と人間関係にあり つぎに現行のシステムの円滑な運営にある。 それって中間管理職の心得そのものだね。 ぼくのもっとも不得意とする分野。 |
◆ろうそく 100円ショップに仏具コーナーがあった。 仏具を見ると父を思い出す。 ついでに、昔住んでいた家の間取りなども……。 仏壇のろうそくに火をともす小学生のぼく。 と、一挙にノスタルジーにおそわれ その勢いでろうそくを買ってしまった。 停電時に備えて、と自分には言い聞かせる。 |
◆野球 恥ずかしながら、ちょっとホークスのファンです。 福岡県の出身だから、とエクスキューズ。 いまや落ち目の野球で、しかもパリーグだと プレーオフの最終戦でもテレビじゃ放送されない。 で、久しぶりに中波(AM)ラジオをつけた。 部屋の空気もすっかり昭和だ。 |
◆高校まわり 受験生を確保するため市内の高校をまわる。 鹿児島ではまだ短大の需要が高いから 昼間部にはそこそこ「客」がくる。 一方、夜間部は定員割れの危険水域にある。 そこで、夜間部の教員たちは行脚を始めた。 昨年からだが、それなりに効果はあるみたい。 |
◆ロールキャベツ 男の料理教室、最終回の献立である。 ぼくは田舎者ゆえ、大学生になって初めて食べた料理だ。 女の子とデイトして、新宿で食べた。 そのときぼくは上手に食べられず、あせったよ。 料理教室ではジーサン同士、早食いが標準で 大きいのをお箸につまみ、二口で食べた。 |
◆専門書 鹿児島から秋田に行くのに飛行機を乗り継ぐ。 ちょっとした長旅ゆえ厚めの書物を携えた。 んが、本を開く気が起きぬ。 ずっと眠ってばかりで時間を過ごす。 それでも羽田空港では本屋に立ち寄った。 文庫本だと読みたくなっちゃうんだな、これが。 |
◆秋田の映画館 金曜の夜、英映画の佳作「ヴェラ・ドレイク」を観た。 秋田でマイナー系の作品が観られてうれしい。 つぶれかけた映画館を週末の3日間だけ開いている。 来週は「ラヴェンダーの咲く庭で」をやる。 その後も「Dear フランキー」「メトロで恋して」と続く。 客同士「来週またね〜」とか挨拶している。 また、22〜23日(土日)は市民ホールで国際映画祭。 イランの「亀も空を飛ぶ」やギリシャの「タッチ・オブ・スパイス」 こういうの、鹿児島で観たいな。 [後記:23日付] ◆泣き寝入り |
◆平野政吉美術館 秋田県立美術館に隣接するが、こちらの方が上等。 藤田嗣次の作品を百数点所蔵する。 あまり期待せずに訪問し、思いがけぬ眼福。 ◆菅江真澄 |
◆市内観光バス 朝9時から、ガイドつきで3時間2千円。 ガイドはボランティアの老人(男女)だ。 話がのろいので、説明が場所とシンクロしない。 「いま通り過ぎましたが……」と説明が始まる。 しかも、それが妙にくどい ◆むのたけじ |
◆学会出席の効用 人の発表を聴くと、愉快かつ元気になる。 発表者は自分がおもしろいと思うことを おもしろそうに語るからである。 これは最近の傾向だな〜。 ぼくが20代、30代のころは逆だった。 陰鬱さとまじめさが評価された。 若手研究者には「砂をかむような」営みが求められた。 (↑このカッコ部分は平田清明氏の言葉) もちろん本当に優秀なやつはそれでも頭角を現す。 しかし、その他大勢にとっては不毛な苦行だった。 どうせ不毛なら言いたい放題の方が健康に良い。 いまはそれを許す流れに変わった。 遅ればせながらぼくもそれに乗ろうとしている。 |
◆スペアキー 学園祭用に中華鍋やバット vat を学生に貸す。 荷物を運ぶために車のハッチバックを開け 荷物の上に車のキーをのせたまま閉めた。 バッグも財布もすべて車の中だ。 金持ちだったらJAFに救援を仰ぐんだろうな。 あいにくこちらはマインドが貧乏だし そもそも電話するための小銭もない。 ぱらつく小雨をついてチャリで学校に向かう。 研究室に置いてある車のスペアキーを手にして 片道6キロの道をまた走って戻る。 |
◆物音 深夜、玄関あたりで怪しい音がする。 テレビの音量を下げ、身構える。 家の中にすでに何者かがいる。 ひえ〜っ、どうしよう。 と思ったら、でっかい蛾が部屋に飛び込んできた。 一体どこからわいてきたのだろう? 殺虫剤を噴霧しまくって退治した。 はい、昔から虫が苦手な臆病者です。 |
◆幽玄ってか 見上げれば、もやがかった冴えぬ青空である。 秋田市立の千秋美術館が常設する 岡田謙三の作品群を思い出してしまった。 特にニューヨークに移って以降の作品群。 ユーゲニズム(幽玄主義)と自称するのも トホホの感じだが、作品自体も恥ずかしい。 異国趣味の西洋人におもねる、こけおどし。 幽玄を謳うなら坂本繁二郎の方がまだ上品だ。 |
◆ Untergang(崩壊) 定年退職した元同僚に強く薦められ 独映画「ヒトラー 最後の12日間」を観た。 午前の部だが、上映時間 150分と長いので 焼き芋2本と菓子パンを映画館内で食す。 観客は高齢者ばかり約20名。 いつになく大入りで、なんとなくうれしい。 |
◆巣窟 上京したら家族は全員風邪にやられていた。 ぼくはそれに巻き込まれるために帰宅した形。 |
◆電動アシスト自転車 ネット通販で注文したのが届いた。 奥さんの通勤用である。 勤める中学校(国分寺市)は坂の上なのだ。 いまバーサンが入院している病院(立川市)へも 帰路立ち寄るので、毎日かなりの距離を走る。 サンヨー製は両輪駆動だがら、外観にも迫力がある。 |
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