| つぶやき |
| ◆挨拶 壇上に立った人が「こんにちは」というと 会場の人々が大声で「こんにちは」と返す。 ぼくはとりあえず面従型なので,外形は相和す。 内心ではこうした呼応パターンを奇異に感ずる。 壇上からの挨拶は聞き流すのが「正しい」んじゃないの? |
| ◆ナンパの心 鹿児島で「もてる」には大物ぶる必要がある。 事大主義の土地柄だから,それがお約束。 しかし,それはいかにもさもしい。 さもしいけど「もてたい」――ならば,どうする? |
| ◆旧知 トロツキー研究・翻訳をやってる男がいる。 彼からプルードンの翻訳の話が来た。 打診レベルの話ではあるが,うれしかった。 ああ,ぼくのこと覚えてくれてる人がいるんだ。 |
| ◆あと幾たびの 夜間部のゼミを済ませ,学期が終了した。 しみじみしようかと思ったが,学生たちはさっさと退散。 ぼくも冬の夜空の下,ギコギコと自転車で帰宅する。 |
| ◆整形外科 左手中指の「バネ指」の手術をする。 医者が簡単な手術だというので軽く考えていたが けっこう「立派な」手術だったよ。 そして、後で気づいたんだけど しばらくは洗髪も炊事・皿洗いもできない。 |
| ◆在庫一掃 学校の倉庫にあった古い文具を処分するとのアナウンス。 赤インクとか、糊付きのタグ(正式名称不明)とかが 事務室の前に陳列され「持ち去り自由」とされた。 ぼくは赤インキをもらい,このさいだからと 街の文房具屋で太字用の万年筆を新調した。 レポートの採点・コメント用です。 |
| ◆稲森会館 京セラの稲森会長が母校・鹿児島大学に寄付した建物。 そこへ映画監督・小栗康平の講演を聴きに行く。 鹿大の一学科が4月から映像教育を始めるので その前宣伝を兼ねたイベントである。 学科長の話はつまらなかったが,小栗講演は良かった。 いや,むしろ良すぎた。 小栗作品など観たことないような聴衆には豚に真珠? |
| ◆毛が逆立つ 左手は水に浸けられないので洗髪できない。 もう頭は東中州産業大学の森田教授である。 なんて冗談,最近じゃ通じないか。 |
| ◆売り込み 出版社の編集者とJR国立駅前の喫茶店で話す。 ぼくはプルードンのおもしろさを力説する。 気づけば2時間しゃべってた。 |
| ◆民の竈(かまど) 府中市まで映画「インヴィクタス」を観に行く。 行きはコミュニティバスで100円,帰りは深夜バスで380円。 バスはけっこう狭い路地を通り抜けていく。 窓越しに民草の暮らしぶりが眺められる。 |
| ◆洗髪 右手だけで頭を洗う。 左手はビニール袋に入れ,ガムテープでとめてる。 |
| ◆映画館経営 旧・鹿児島三越がマルヤガーデンズという名にかわる。 その中にミニシアターができる流れになった。 4月末のオープンに向け,動きがあわただしい。 上映作品の選定と交渉,館名の決定…… そして,そもそも誰がどう運営するか,大騒ぎだ。 |
| ◆ゲルツェン 19世紀ロシアの思想家の生涯を描いた戯曲を読む。 トム・ストッパード『コースト・オブ・ユートピア』 いちおう最後まで読んだが,戯曲のおもしろさがわからん。 3部作を通しで上演すると9時間かかるという。 観るのも辛そうな気がするのは素人の予断か? 2009年秋の東京公演では,阿部寛がゲルツェン役。 セリフを覚えただけでも偉いと思う。 |
| ◆仕切り下手 1月に89歳で死んだエリック・ロメールを追悼する。 旧作シリーズのDVDを観る会を開いた。 ぼくの狙いは,鑑賞後にみんなで映画を語り合うこと。 シネマカフェのような空間を実現したかった。 りっぱなことに,人は20人ぐらい集まったが ぼくの運営がつたなく,あちこちで私語が弾むばかり。 |
| ◆部屋探し 官舎のゴミ置き場清掃の順が回ってきた。 また来月から草むしりの集団作業も始まる。 そろそろ本気で官舎を出るべきだな。 ネット検索で当たりをつけて不動産屋へ行く。 県立図書館の近くは物件が少ないが ぽつんと一戸,良さそうなのがあったぞ。 |
| ◆病院連チャン 朝,整形病院で中指手術の抜糸。 正午には肛門科病院で手術。 これはジオンという薬を痔核に注射するだけ。 ズボンを少し下げ,お尻を出して横になる。 15分足らずで終了したが,1時間安静を求められる。 つまり,昼寝をしてから帰る。 |
| ◆お荷物 身軽に生きるため「物」など増やさないようにしている。 とはいえ,本(まあ駄本ばかり)は増えるばかりだ。 このさいだから,大量廃棄に挑もう。 でも,いくつか残すべきものもあるだろうな。 てなことで,選別にまた時間をとられそう。 |
| ◆多用 今月と来月は何かと忙しいぞ。 おかげで「雑念」に囚われる暇もなくなりそう。 その日その日を精一杯生きる という感じ,われながら麗しい。 |
| ◆引越屋 前回と同様,今回も「赤帽」に頼もうと思う。 2時間作業なら8千円と料金が安くて明快だ。 ただ運転手が作業員を兼ねる。 だから,その人が高齢者だと,見てるのも辛い。 斡旋センターに「若くて元気な人を」と頼んだら 電話での答えは「ええ,なるべく」と弱々しい。 |
| ◆手土産 引越先(古いマンション)は,家主と同じ階だ。 一度挨拶をしなければなるまい。 そのとき手ぶらじゃまずかろう(と思うだけ立派)。 どうすべきか,うちの学校の事務のオバサンたちに尋ねた。 べつに要らないんじゃない,と Natives は言う。 |
| ◆粗大ゴミ 2年前,1台の自転車を全部解体して楽しんだ。 その残骸はベランダに放置したままだった。 社会科見学を兼ねて,自分で清掃工場まで捨てに行く。 工場は思った以上に広くて清潔で立派。 出入り口では,車ごと重量計に乗る。 出るとき,差分 10Kg,料金ゼロ円のレシートを渡される。 |
| ◆エトランジェ 老舗デパート前の焼き芋屋で芋を買い ベンチに座って、通行人を眺めながら食べる。 さらにコンビニで肉まんと牛乳を買い 近くの公園に移動して,屋外での夕食を楽しむ。 よその国を旅している途中といった気分になる。 |
| ◆趣味の店 引越先の近所に弓具店がある。 ほお,そういう店もあるんだ。 店内を覗くと,弓道の用具がたくさん並ぶ。 古武道一般でなく,ピンポイントで弓矢だけの商売。 これで商売が成り立つってのも,信じがたい。 |
| ◆什器 家財道具は17年前の洪水で大半を失った。 それでも鍋や食器の一部は泥の中から救い出した。 しかし,このたびの引越を機にそれらを捨てる。 つまり,使うこともないままに終わった。 ◆ソウル旅行 |
| ◆美都旅館(Mido Motel) 近年ソウル市が応援している Innostelの一つだ。 (2泊以上だと1万ウォン分の地下鉄カードがもらえる) 市内のホテル数を増やすためラブホテルを改装させたもの。 その出自ゆえベッドや浴室は大きい。 エレベータはないので4階の部屋まで歩いて登る。 PCはフロントの横,床の上に1台置いてあるだけ。 フロントも,その出自ゆえ,ロビーなどを持たない。 |
| ◆好みの違い 旅に同行している学生3人と食をともにすること2回。 ぼくの薦める料理は2回とも学生の舌に合わず。 カルククス(豆乳+麺),ソルロンタン(牛肉スープ+飯) いずれも味が淡泊すぎるらしい。 また,いずれも6千ウォン(5百円)で,学生には高いらしい。 したがって,以後は別の道を歩む。 おかげで気兼ねなく臓物スープ(ヘジャンクッ,6千ウォン)が食べられた。 |
| ◆一人歩き 朝のミーティングで,またしても意見が食い違う。 当初の予定では大型銭湯(チムジルバン)に行くはずだった。 ソウル最大級の Dragon Spa は入浴料1万ウォン(8百円)で 学生には値段が高すぎたみたい。 ぼくはただ異文化体験に案内したかっただけだが 学生にとっては嫌なオヤジがつきまとう感じか? うむ,自分が学生の立場なら,やはり不愉快だろう。 で,朝から自由行動となる。 ぼくはノミの市(風物市場),アリラン映画センターを回る。 昼は参鶏湯を食べ,明洞の映画館に入る。 映画「AVATAR」は3Dだから値段はほぼ倍の 13000ウォン(1100円)。 |
| ◆ゲージツ・ソウル 朝はソウル市立美術館。 特設展はアンディ・ウォーホールで,1万2千ウォンだからパス。 常設展は 700ウォンは安いが,こちらは内容も貧粗。 千鏡子という女性画家の作品のみがパラパラと。 昼は,弘大(芸大)前の「芸術市場」へ行く。 閑散としてるので,尋ねると冬期は休みだと。 なるほどガイドブックにも小さな字でそう書いてあった。 サムスン美術館 Leeum に行くが,坂の上だからしんどかった。 入場料1万,音声ガイド2千ウォンで,これは安かったな。 たっぷり3時間楽しめたからね。 3時から学芸員のガイドが始まると館内放送があり 集合場所に行けば参加者はぼく一人だった。 英語による解説だから,まあ理解できる。 聞いた言葉をときどき反復して,理解している合図とする。 |
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