| つぶやき |
| ◆ブザンソン便り というブログを見つけ,しばし読みふける。 フランスの田舎町で過ごした日々を思い出す。 一日一日を力いっぱい生きてたなあ。 肝心の「研究」成果はほとんどゼロだけど そんな成果は誰も求めたりしない幸せな時代だった。 |
| ◆空振り 授業の日のみ学校に行くのが最近のポリシー。 んで,張り切って教室に向かえば中は空っぽ。 開学記念日で全学休講の日でした。 |
| ◆外食 まちなかで暮らしているが毎日行きたい食堂は見つからぬ。 だから昼も夜も弁当を買い,家で済ませてる。 だから終日声を発する機会がない日も多い。 そして,それが存外平気なのである。 年の功というべきか。 |
| ◆製造失敗 八百屋でズッキーニが安かったので買う。(一本100円) パプリカやセロリなども買って,ラタトゥイユを作る。 時間短縮のため圧力鍋を使ったのが間違い。 全部クタクタ,というかドロドロになった。 悔しいので,クスクス粒を投入し,ガシガシ食べた。 ◆ 17万アクセス |
| ◆貧乏人の贅沢 乗っている自転車は中途半端に「高級」。 1万円ほどの格安品でもなく 10万以上の高級車でもない。 あちこちの微妙な部分で不満がある。 例えば……,いや,説明すると長くなる。 より高級なのに買い換えれば不満は解消するのか? 無間地獄に陥る予感がするので我慢する。 |
| ◆お約束 学内で酒肴の持ち寄りパーティーを開いた。 参加者10名ほどでバカ話に興ずる。 その場にいない人の悪口で盛り上がる。 |
| ◆観劇 市電の車内を舞台とする芝居を観に行く。 約1時間,走る電車に揺られながらの観劇だ。 原爆投下の日,広島市電にわれわれも乗っているという見立て。 芝居を観るのが上手な人はちゃんと没入してる。 ああいうのは楽しんだ者が勝ちだね。 |
| ◆微熱老人 本棚などを運ぶ作業をして汗をかく。 汗臭いオヤジってのは女性に嫌われるなあ と無意味なことを考えながら,そのままうたた寝。 目が覚めると,何だか体調がおかしい。 あわてて風邪薬を飲む。 |
| ◆つながる ケータイ依存症といった現象について基礎ゼミで議論する。 時事問題としては古いテーマかもしれん。 しかし,自慢じゃないが,ぼくはケータイとやや無縁。 そのありがたみもよくわかっていない。 誰かと常時つながっている感覚はありがたいか? と聞いたら,男子学生いわく「先生,友達いないの?」 |
| ◆審査 映画サークルとしてSOHO(市役所別館)への入居を狙う。 8人の審査委員を前にプレゼンをする。 収益事業の計画を述べ,事業の安定性を訴える。 委員の何人かが失笑している。 どうやらぼくの説明はずいぶんお粗末らしい。 かつてはぼくも向こう側(審査する側)にいたんだ。 審査される側に回って初めて自分の「実力」を知る。 |
| ◆隣の騒音 猫の鳴き声は止んだが,夜中に別の物音がする。 階下の住民が水道の蛇口をひねるような音を出す。 キュッキュッといった高い音だ。 これを避けるために寝室をチェンジする。 窓のない奥の部屋にベッドを移動した。 するとそこは朝7時ごろ騒音がする。 隣り合う大家が何かの電気製品を使っている。 ゴーッという低い音が20分ほど断続する。 交渉するのも面倒くさいので,こっちも早起きになるか。 |
| ◆テレビ 1990年製の小さな 14inch テレビを使ってる。 廃棄物を拾ったもので,チャンネルは変えられない。 だから工夫して,VHSビデオデッキにつなぎ このデッキのチューナー部分を利用してる。 しかし,サッカーのワールドカップが始まった。 ボールの動きが見えるようなテレビがほしい。 |
| ◆ためらい マルヤ(旧鹿児島三越)の4階に古本コーナーがある。 3冊持ち込んだら1冊もらえるシステムだ。 こっちの古本を整理する好機だと思い どれにしようかなと自分の本棚を眺める。 捨ててもいいような本ばかりなのに なぜか,なかなかピックアップできない。 |
| ◆風狂 黒雲の下,強風の中を歩くと心が弾む。 すぐ近くの県立図書館に入って遊ぶ。 新刊コーナーで楽しみ,思想書コーナーでベンキョーする。 もう友だちなんかいなくても大丈夫な気がする。 |
| ◆ワールドカップ(南ア) うちのテレビはアナログ放送専門なので 全試合を観戦するわけにはいかない。 だが見られる試合だけでもけっこう忙しい。 夜中にひとりで拍手して盛り上がっている。 |
| ◆言うことを聞く・聞かせる 夜間部の基礎ゼミで「支配・服従」の関係を議論する。 流れで「DV」=家庭内暴力の話になる。 興味深いのは,ぼくを含め誰も身近に経験者がいないこと。 そういう事件があるという情報は知っているが じっさいに被害にあった人は身近にいない。 われわれだけがおめでたいのだろうか。 |
| ◆体罰 小学生のころは先生によく叩かれた。 木の三角定規で叩かれ,廊下にも立たされた。 中学に入ったら,いわゆるビンタを張られた。 よほど騒がしく,目障りなガキだったのだろう。 そのときは理不尽な気がしたが,いまは多少先生に同情する。 |
| ◆ Cozy room 板張りの部屋からベッドをどかし,机を置いた。 この机,廃物利用だが,しっくりはまってる。 ハイバックチェアも雰囲気にぴったり。 そうそう,こういう部屋がほしかったんだ。 もう外に出て行く気がしないよ。 |
| ◆愛校心 学校への帰属感がだいぶん薄れてきた。 いまは赴任当時の気分に似ている。 つまり,ぐるっと一回りして元に戻った感じ。 だから,学内の会議で発言する気力もない。 とはいえ,ものの弾みでたまに熱弁をふるったりする。 これも我に帰ると恥ずかしい。 |
| ◆歴史的一戦 ワールドカップの日本対オランダ戦を観たいが 家のテレビは小さくて,映りも悪い。 せめてボールの動きがわかるといいな。 |
| ◆SOHO入居決定 危ういとも思われていたがOKだった。 競争相手がよほどショボかったんだろう。 場所はいま住んでるアパートのすぐ近く。 エアコンがついてて高速LANが走ってるから 居心地がよければ常駐しようかとも思う。 |
| ◆翻訳 プルードンの名著『所有とは何か』の翻訳をしてきた。 出版されるアテがあったからだ。 第一章のみ訳出して編集部に渡したのが5月。 ぜんぜん正式の依頼が来ないと思ったら 電話で企画の頓挫を告げられた。 良い訳文ですけどね,のお追従もむなしい。 |
| ◆パッピンス 学内で開かれる夏祭りにゼミとして店を出す計画。 かき氷なら大儲けできそうだと思われた。 が,それはすでに別の「店」が登録済みだ。 ならば,韓国風かき氷の店にしよう。 学生は誰一人パッピンスを食べたことがないが ネットで画像を見て,イメージをつかんだ。 |
| ◆エコポイント 春先の買い物代金の一部払い戻しを得る。 図書カード1万円分と,鹿児島市営バスの乗車賃1万円分だ。 バスの乗車カードの「積み増し」をする。 いままではチマチマと千円ずつだったので 急にお大尽になった気分。 |
| ◆翻訳(続) 出版社の方から新たな提案があった。 マルサス『人口論』はどうですか? というのである。 弱ったな。 あれは永井義雄先生の訳が中公文庫に入っている。 永井先生には昔お世話になったし しかも,学会的にはぼくはいわば「専門外」の人間だ。 専門外だから逆に良い,と言ってもねえ。 |
| ◆のんかた 「飲み方」の鹿児島弁で,意味は「飲み会」。 飲んで騒げばハッピー,ってのがいいね。 そういう屈託のなさが日常にもあればいいが。 |
| ◆裏店(うらだな) 玄関先の廊下の蛍光灯が切れそうだ。 チカチカと点滅し,廊下は暗い。 いかにも貧乏アパートの風情たっぷり。 |
| ◆梅雨時 過去,鹿児島で住んできた一軒家,二箇所では この時期,あちこちにカビが生え,なめくじが出た。 いま住んでるアパートではそれがない。 ただ窓に「ひさし」がなく,雨が降り込む。 窓を閉めれば,当然ながら蒸し暑い。 エアコンなしで,もう何十年も暮らしてます。 雨上がりに開けた窓から入る涼風のありがたさ。 |
| ◆蟄居 豪雨にそなえて食料を少し買いためておいた。 それを処理する必要もある。 んで,試みに一歩も外に出ない日を過ごす。 存外苦もなくできちゃいました。 |
| ◆業界裏話 小谷野敦『日本文化論のインチキ』(幻冬舎新書,5月刊)と 四方田犬彦『先生とわたし』(新潮文庫,7月刊)を 本屋の新刊コーナーで見つけ,立て続けに読む。 学問世界で名前の知られた人々の悪口やら つるみあいや反発などが語られている。 廃刊された雑誌『噂の真相』のハイブラウ版。 |