2010年
 つぶやき

7/1
◆カーネル・パニック
 kernel とは中心部分のことで
 マックのパソコンのハード面の故障だ。
 映画サークル活動用に人からデスクトップPCを譲り受けたが
 もともとそういう故障を抱える不良品だった。
 譲っていただいたのはありがたいけど
 廃棄処分の負担を譲り受けた形になる。

7/2
◆自罰型
 相手に届かぬ言葉をしゃべるのはむなしい。
 また,相手に届かぬ言葉をしゃべり続ける人は頭が悪そうだ。
 と,前からずっとそう思いながら
 身過ぎ世過ぎのために授業をしている。
 つまり,学生が聞いてなくても声を発し続ける。
 私立大(底辺校)の教員が語ってくれたことによれば
 一,二名でも聞いてくれる学生がいれば幸いらしい。
 しかし,ぼくは一,二名でも聞いてくれない学生の存在が気になる。
 そして,聞くに値する話ができない自分を責めたくなる。

7/3
◆ iPhone 4
 予約も受けつけないほど大評判の新製品。
 こういう形のケータイ,買いたいような気もするが
 おしゃべりしあう相手もいないし,なあ。

7/4
◆チャンジー
 内湯で済ませるようになり銭湯には行かない。
 だから,もう何ヶ月も体重を測っていない。
 自分の感覚でいえば,少しやせたかな。
 胸の肉がなく,骨が浮き上がる。
 つまり,すっかり老人体型だ。

7/5
◆そうめん
 市販の「めんつゆ」は日持ちがしない。
 冷蔵庫に入れても,三日以内に使いきらねばならぬ。
 捨てちゃえばいいんだという発想にはなれず
 連日そうめんである。

7/6
◆畳のカビ
 物干し場に使っている部屋にカビがはえた。
 畳の壁際の部分がうっすらと緑色だ。
 畳が新しいと梅雨時にはカビが生えるらしい。
 畳が新しいってのも良し悪しだね。

7/7
◆敬称
 近所の店ではセンセーと呼ばれたくない。
 そういうベトベトの関係は好きじゃないからだ。
 てな話を夜間部のゼミでした。
 学生が「じゃあ,何と呼ばれたいんですか?」と聞く。
 「斉藤さんでいいよ」と答えたら学生大喜び。
 それ以後ずっと「サイトーさん」と呼ばれる。
 帰りの夜道でも「サイトーさん」と声がかかる。
 一瞬,誰のことかと思ったよ。

7/8
◆栄養失調?
 歯を磨いたら歯茎から血が出た。
 ビタミン不足かもしれない。
 炭水化物ばかりですからね。

7/9
◆集中講義
 15回の講義を4日間でやるなんて無茶だと思う。
 1日約6時間しゃべりっぱなしだよ。
 受講する側にとっては更に地獄だね。
 ぼくは個人的にどちら側も経験がない。
 未体験ゾーンだから,逆に興味がわく。
 9月末に宮崎でやらないかとの依頼を承諾した。
 「おい,地獄さ行ぐんだで!」(蟹工船)

7/10
◆ズッキーニ
 この前買ったときは一本百円だった。
 久しぶりに買いに行けば 198円。
 近くのデパート山形屋では 398円だった。
 夏野菜料理を作ろうと思ったが止めました。

7/11
◆神経痛
 イスに座って,体をひねった瞬間に痛む。
 右の脇腹の内臓近く,あるいは左肩。
 おそらく,これが神経痛というやつだろう。
 疼痛が10分ほど続き,しだいに消える。
 消えるとわかっているからガマンできるが
 不愉快なこと、この上ない。
 父親の持病でもあったから,まあ,遺伝だね。

7/12
◆ジジェク
 いまは余計な本を読む暇がないと思いながら
 ついフラフラと県立図書館に行く。
 新刊コーナーにスラヴォイ・ジジェクの本があった。
 750頁の大著だし,どうせこいつの本は金太郎飴だ。
 つまり,いつも同じことばかり書いている。
 が,目次を読むと,いかにもおもしろそうではないか。
 いちおう借り出して,机の上に置いてます。
 『パララックス・ヴュー』(作品社,2010年)

7/13
◆ parallax
 パララックスとは,見る位置によって物の見え方が違うこと。
 意味を知ると使ってみたくなる言葉だね。
 しかし,聞く側に通じなさそうな点が問題だ。
 このごろは相手に通じる言葉でしゃべるのが課題だから。

7/14
◆食べ放題
 夜間部のゼミでお食事会を開く。
 中央駅ビルのなかにあるバイキングレストラン。
 1人2200円ほどだから安くないけど
 学内の夏祭りで売った「かき氷」の利益がある。
 足りない分(一万円)は教員が出す。
 とくに感謝はされず。(ぼくも学生時代は同じ態度だったな)
 しかも,多くの学生はなぜか少食なので,余計くやしい。

7/15
◆カート・ヴォネガット
 遺作『国のない男』(NHK出版,2007年)を読む。
 皮肉と毒気がすばらしい。
 訳(金原瑞人)も上等。
 原著の挿絵の文字と,訳文を見比べて感心する。
 金原は娘の方が有名だが、父親もなかなかだ。

7/16
◆鷲田清一
 『死なないでいる理由』(角川文庫,2008)は良い本だ。
 ファッションとかを論じているときの鷲田は
 しゃらくさい感じだったが,これは良い。
 彼の「臨床哲学」の「おもしろさ」がわかるだけでなく
 そもそも文章が良い。
 すいすい読ませて,かつメッセージを染み通らせる力。

7/17
◆蓬髪(ほうはつ)
 学校近くのスピードカット千円の店に行く。
 と,入口に「5月末にて閉店」の貼り紙。
 てーことは,もう2ヶ月も床屋に行ってなかったわけだ。
 そこらへんは全然気にしない生活をしてるからね。
 しかし,別の店を探さねばならんのは面倒だ。

7/18
◆散髪
 まちなかで探せばスピードカットの店はあちこちにある。
 いつのまにやら,って感じだね。
 店に入り,販売機で千円のチケットを買う。
 担当のオバサンは手際がよく,看板どおり10分で終了。
 外に出てウィンドウに映る自分の姿は田舎の老人。

7/19
◆こむらがえりではない
 夜中,左足の裏がひきつって,痛くて目を覚ます。
 小学生のころから,ときどき体験してきた症状だ。
 ながいこと,これは「こむらがえり」だと思ってた。
 過去の「斉藤のつぶやき」でも2回ほどそう書いた。
 しかし,こむら(腓)とはすねの後側のことである。
 足の裏がつるのは,やはり神経痛の一種だろう。
 とにかく起きて、近所を一回りして戻る。
 1時間ほど寝たら,今度は右足の裏が痛くてまた起床。

7/20
◆咳をしてもひとり
 一日中だれとも口をきいてない。
 食材はたっぷりあるので買い物の必要もない。
 窓を開け放てば風が吹き抜ける。
 イスも座り心地がいい。
 だけど,無性に出歩きたくなる。

7/21
◆マンディ mandi
 インドネシア語(マレー語)で「水浴び」のこと。
 渡航前に,こちらでも習慣化しておこう。
 と言いつつ,ちょっとお湯を混ぜたりする軟弱者。

7/22
◆バカ同士
 鹿児島大学で会合があり、懇親会にも出る。
 顔見知りの人と隣り合わせる。
 彼は経済統計値をもとに世界のトレンドを語る。
 いま見られる傾向をそのまま未来に引き延ばす。
 そんなのは小学生っぽい手口だ。
 よせばいいのにそう言ってしまった。
 相手はいい人なので怒りもせず
 数値いじりの自慢をし続ける。

7/23
◆バカ同士(2)
 相手をバカ呼ばわりしても許されるのは
 たがいに「身内」の感覚があるからだ。
 思えば,職場からそういう雰囲気が失せて久しい。
 バカにされると本気で怒る人々。
 だから,ぼくは気配も悟られぬよう心がけてる。

7/24
◆バカ同士(3)
 「あんたかてアホやろ うちかてアホや ほなサイナラ」
 1970年のテレビ番組「ゲバゲバ90分」でのハナ肇のセリフ。
 ゲバルト(暴力)なんて言葉がはやった時代だった。
 思想の違いは相手を殺してもよい理由になった。
 そんな時代の脱力系ギャグである。

7/25
◆アップリケ
 バスタオルがどれもボロボロになってきた。
 デパートに買いに行く。
 安物でなくてもいいのに,やはり千円均一コーナーへ。
 そして,しょーもない花柄模様のを買ってしまう。
 いつまでたっても,シックな生活にはたどりつけない。

7/26
◆ぷかぷか
 思えばもう10年以上,プールに行ってない。
 そもそも泳ぐの,そんなにすきじゃないからね。
 ところが急に,水の中で体を浮かせたくなった。
 それは何だかとても気持ちいいことのように思われた。
 その場合,銭湯じゃ狭いし,海の水は体がべとつく。

7/27
◆夢
 駅ビルで米映画「インセプション」を観る。
 夢のなかの夢のなかの夢,という多重構造の活劇。
 なんだかなあ,という気分で帰路につく。
 そして,明け方にぼくがみた夢もなんだか疲れたな。
 すてきな女性がぼくの家に遊びに来るという。
 だもんで,あわてて部屋のなかを片付ける。
 ひたすら掃除をしている途中で目が覚めた。
 こんなことなら掃除しなきゃよかった。

7/28
◆丸と四角
 夜間部の基礎ゼミ最終回のテーマだ。
 人格円満とか角が取れるとか,人間は丸い方が良いとされる。
 そんなにものごとはスムーズに流れた方がいいのか。
 角が立つ,四角四面,とげとげ,ごつごつ
 そういったものの「積極面」について考えた。
 まつろわぬ(服従しない)心意気についても考えた。

7/29
◆暑くても寝る
 予報によれば明け方に豪雨が降るという。
 このアパート,庇(ひさし)がないので窓は開けられぬ。
 窓を閉めれば,さすがに暑い。
 ベッドのうえで輾転反側(てんてんはんそく)。
 しかし,学生時代,サークルの夏合宿ではつねに眠気が勝った。
 眠る力は若さのしるし,昔がなつかしい。

7/30
◆危険な香り?
 五十ん歳の女性をお茶に誘った。
 返事は「ほかの方とご一緒なら」だと!
 グループ交際(死語?)って,中坊か,わしらは。
 かつては人畜無害と見なされていたぼくが
 いまではヒヒオヤジ(死語)扱いされるまでに成長した。

7/31
◆義憤
 旧知の寺田元一君(名古屋市大)のブログを読む。
 名古屋場所がらみで,相撲界の野球賭博を話題にしていた。
 スポーツ記者はそういう賭博をずっと黙認してきたのに
 事件化すると,大声で非難する側に回る。
 そういうメディアの倫理観こそが問われる,と寺田君はいう。
 新聞に投書したのに掲載されなかったという。
 気持ちはわかるが,憤り方のひねりが足りないぞ。

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2010年-----

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