2010年
 つぶやき

10/1
◆鹿児島のアート感覚(涙)
 誰の企画なのか,市内のあちこちに銅像が建ち始めた。
 幕末の武士とかの「生き姿」の模写である。
 姿がどれもバカっぽく,出来映えも稚拙だ。
 ああいうのは,見るだけでも恥ずかしい。
 鹿児島の「アートの森」の作品はたしかに「芸術」だが
 街中にある「具象的な」彫刻はどれもお笑い草。
 ま,その筆頭が中村晋也の作品ですね。

10/2
◆受け身
 古武術家,甲野善紀の本でまた感心した。
 子どもには受け身を習わせろ,という主張。
 老人になって,こけたときにも被害が最小ですむ。
 ぼくは柔道とかやったことがないので受け身の素養がない。
 ちゃんと上手にこけられたら,捻挫も避けられたかもしれん。

10/3
◆刺身
 家が貧乏だったので,子どものころは食べたことがない。
 というか,魚は肌が気持ち悪く,どう料理しても嫌いだった。
 大学のサークルの合宿で,ようやく食べ「慣れた」。
 合宿所が千葉の海岸べりだったせいだ。
 刺身の他におかずがなかった。
 で,おいしさに開眼したわけではない。
 いまでも刺身は好んで食さない。

10/4
◆オーディオ
 部屋にこもって,本とか読んでいると
 CDの音楽さえわずらわしい。
 つまり,「ながら」族にはなりきれないのである。
 とはいえ,交響曲をきちんと聴く場面を自分でつくっても
 それを最後まで聴く「根気」もなかったりする。
 どうやら音楽などなくても生きていけるタイプみたい。

10/5
◆平手御酒(ひらて・みき)
 ぼくは変な咳をするとよくいわれる。
 子どものときからいわれているので,あまり気にならない。
 自分では咳をしているという自覚もなかったりする。
 でも,このごろはわれながら咳の回数が増えたと思う。
 数年前の予期せぬ「肺炎」のせいだろうか。
 それとも単なる老化現象か。
 それとも……,などと少し気にかかる。

10/6
◆幸せって何だっけ?
 昔,キッコーマンのCMで明石家さんまが歌っていた。
 そのときの答えは「ポン酢醤油のある家さ」である。
 ぼくはこれを夜間部の講義の初回のテーマにした。
 例の哲学カフェを意識し,その予行演習のつもりである。
 哲学ってのも案外「受け」がよく
 学生もけっこう食いついてきたぞ。

10/7
◆路上駐車
 駐車場がないアパートなので,車は職場に置きっぱなしだ。
 それでも車を使いたい日がある。
 夜9時まで授業で,翌朝8時40分からも授業がある日だ。
 アパートの近くの路上駐車可のところに駐めよう。
 ただし,そこは夜8時から朝8時までだし
 見張りのおじさんが朝一番にチェックする場所だ。
 だもんで,いつもより早く出勤しちゃうことになる。

10/8
◆公案
 禅宗の祖師の言動から心構えを学ぼうという本を読む。
 岩波文庫『無門関』は,したがって,すべて謎めいてる。
 解説本『無門関を読む』も,文章平明,内容難解。
 しかし,そのむこうにはおもしろそうな世界があると予感させる。
 安心立命の境地に憧れちゃうな。

10/9
◆グルメ情報
 「おいしい店」情報を仕入れて,足を運んでも
 誰かと一緒だと,味のことは覚えちゃいない。
 要するに,おしゃべりに夢中だったってこと。
 外国で、高い飯を食べたこともあるが
 やはり,覚えているのは誰と一緒だったかってことだけ。

10/10
◆ Old soldiers just fade away.
 うちの学校の将来のことはほとんど気にならない。
 あらゆる意味で劣化が進んでいるが
 それについてとやかく言う気力もない。
 言ったところで聞く人もいない。
 だから,なるべく自分の気配を消して生きてます。
 と,その無為徒食ぶりが老害あつかいされる。

10/11
◆ヒッキー
 連休3日間は部屋にこもって過ごす。
 即席ラーメン5袋セット,食パン,バナナで生き延びる。
 あ,Contrex 1.5L も6本,横にあります。
 終日すわっていても疲れない椅子がうれしい。
 で,リクライニング状態にして終日うたた寝。

10/12
◆シェイは丹下,名はシャゼン
 鹿児島の祭=おはら祭。
 昭和初期に,その小原節をヒットさせた歌手=喜代三。
 喜代三が出ている映画=「丹下左膳余話・百万両の壷」
 という連想で,廉価版DVDを買った。
 1935年製作の映画のなかで大河内傳次郎が飛び跳ねる。

10/13
◆シンポ
 ぼくだったら絶対に聴きに行かないような
 すごくつまらないシンポジウム企画がある。
 鹿児島大学の教員が企画したものだ。
 パネリストになって,との依頼がきて
 断っても「他に人がいない」と泣きつかれる。
 何かしらイベントをやらねばならない事情があるらしい。
 つまり,中身ではなく「何かをやった」という形が大事なのだ。

10/14
◆出たがり
 人前でしゃべるのが好きな人がいる。
 シンポの件で,その人を推薦した。
 当然のことながら,その人は二つ返事で引き受けたという。
 みんなハッピーの形で話は終わった。
 ただ,その人はぼくの悪口を言ってたみたいなので
 その辺はバランスが少し悪いが,それも世の中。

10/15
◆身の不運
 小規模校ゆえゼミの必修がひとつの「売り」だ。
 しかし,必修というのは,ある学生にとっては迷惑なこと。
 夜間部で,ぼくのゼミに「回されてきた」学生は悲惨だ。
 黙って座っていることが許されないので
 ずいぶん迷惑そうな顔をしている。
 もともと,ぼくの講義を受けたこともないため
 ぼくの「問いかけ」そのものが全体として不可解らしい。
 当たり前のことがなぜ当たり前なのか,を問うと
 学生は,なぜそれが問われねばならないか,が解せない様子。

10/16
◆変なオジサン
 学生に受けが悪いだけではない。
 最近は同僚からも「ダメオヤジ」扱いされる。
 少し前までは「変な人」扱いされてたんですがね。
 今では「変な部分」はわずかにも評価されぬ。

10/17
◆焼肉
 ちょっとめでたいことがあったので焼肉屋へ行く。
 ホルモン焼きとユッケジャンクッパだけですがね。
 これでも主観的にはけっこう豪勢。

10/18
◆群雲
 半月が空にかかる。
 根拠なくセンチメンタルな気分で見上げる。
 雲に隠れたりするさまを眺める。
 一仕事終えたことで,心に余裕が出たか?

10/19
◆幽玄?
 坂本繁二郎は,八女に住んでいた「大画家」である。
 町はずれに住んでいるジーサンだった。
 ぼくもあのジーサンは有名人だと知っていた。
 知ってはいたが,彼の絵は昔から好かん。
 「放牧三馬」も「能面」も,何じゃい,ってな感じ。
 で,久しぶりに絵の現物に接したが,気持ちは変わらず。
 あのヘロ〜っとした色使いが不愉快。

10/20
◆愛の哀しみ Chagrin d'Amour
 女にふられて悲嘆にくれる若者がいる。
 そうやって成長するんだ,と言ってあげるか。
 いや,たいして成長せぬまま年老いたのが私だ。
 だから,黙ってハグしてあげたい。

10/21
◆イベント
 地域活性化のために,などと大上段にかまえずとも
 おもしろそうなことをあちこちでやりたい。
 とは思えど,実現に向けて体を動かすことはしない。
 この実行力のなさは,ぼくの資質・性向に属する。
 外野からチャチャを入れるのだけが得意なのだ。

10/22
◆改善?
 うちの学校の図書館がずいぶんファンシーになった。
 きわめて有能と評判の司書が来てからだ。
 県立高校で「大きな成果」をあげてきた人である。
 利用率を高め,存在感を増すのに貢献したという。
 なるほど,ロビーの飾り付けなどに,目を見張る変化がある。
 学生の図書委員の「動かし方」も巧みだ。
 一人の職員で大変化が生じたことには感動させられる。
 ただ,館内でBGMが流れるようになったのはいただけない。

10/23
◆こまわりくん
 ぼくはいま年齢的には学内で長老だが
 人を敬服させるような威厳は,まったくない。
 逆に,風紀委員レベルの「正義の言葉」に頭を垂れるのみ。

10/24
◆地デジ化
 14インチの小型ブラウン管テレビが死んだ。
 15年以上前に,廃品を拾って使ってきた。
 新品をネット通販で買おうと思ったが
 すぐ欲しくて,ヤマダ電器へ車で行く。
 32インチ(Aquos)4万9千円。(エコポイント 1万2千円分)
 部屋に置いたら,けっこうデカい
 なにしろテレビまでの距離が1mほどだからね。

10/25
◆逆相関
 職場の居心地の悪さに比例して
 アパートの居心地がますますよくなる。
 テレビを替えたからなおさらだ。
 夏服(アロハシャツなど)をたたみ,押入にしまうなど
 まめまめしく家事に励む。

10/26
◆BGV(Background Video)
 うちのテレビはBSが受信できるようになった。
 紀行番組が多いので,横目で見ながら仕事してみた。
 ん,何だかヨーロッパの田舎で仕事をしている気分。
 感化されやすいタイプなのである。

10/27
◆公民館
 この春から鹿児島にもミニシアターができてしまい
 映画愛好会がその経営にいそしんでいる。
 つまり,愛好会はすっかり変質した。
 だもんで,本来的な愛好会は別に立ち上げねばならない。
 老朽化した中央公民館の地下の会議室を借りる。
 その怪しい感じがちょっといい。

10/28
◆三界に家なし
 親の代から家を持たず,身軽に生きる。
 ま,昔はむしろそれが一般的だったとも聞く。
 所得や家族構成にあわせて住み処を替えるのだ。
 それなりに「美しい生活のスタイル」だとも思う。
 しかし,今は社会全体が持ち家志向みたいだから
 自分でもふと心が萎えかけたりする。
 そのたびにぐっと踏ん張って「美」に殉ずる姿勢。

10/29
◆トラコーマ
 昔はトラホームとか言ったな。
 小学校のとき,やたら騒がれた眼病だが
 どういう症状の病気か不明のままだ。
 (いま調べたら先進国では絶滅した病気らしい)
 このところ,目がかゆくて,その病名が浮かんだ。
 久しぶりに目薬を使うとスーススー(スースーするの筑後弁)。

10/30
◆小人閑居
 淋しくなると,頭で物語を作ってしのぐ。
 今は安閑たる暮らしをかみしめる場面である。

10/31
◆蟄居(ちっきょ)
 病気でもないのに一歩も外に出ず。
 雨も降ってないのに散歩すらしない。
 室内で見つかる食材を次々に処理する。
 かといって,室内の掃除などはせず。
 電話もメールも来ず,窓の外はビルの壁。

過去の記事
2010年--------

Back to Home