2023年
 つぶやき

1/1
◆ 得意技?
 夜中、4時とか6時に目が覚めると、もう寝てられない気がする。
 でも、起きずにじっとしてると、また寝ちゃう。
 こうして、じっさいにはたっぷり眠っているのに
 昼間はずっとウトウトしているんだよね。

1/2
◆「グローリー 消えた腕時計」
 ブルガリア映画「Slava」(2016)をネット配信で観る。
 吃音で孤独に暮らす鉄道保線員の物語。
 底辺で生きる労働者に幸せは訪れない、という社会派映画。
 こういうのを作るブルガリアの底力。

1/3
◆「しあわせの絵の具」
 カナダ映画「Maudie」(2016)をネット配信で観る。
 素朴派の画家モード・ルイスの生涯を描く。
 カナダの寒村に住む貧しく体も不自由な女がかわいい絵を描く。
 しみじみ系の映画で、画面もきれいでした。

1/4
◆「コンフィデンシャル 共助」
 韓国映画「共助」(2017)をネット配信で観る。
 脱北した国家的犯罪人を北と南の刑事が力を合わせてつかまえる。
 北の刑事のほうが美男子で腕が立つ。
 これが韓国で大ヒットというのも興味深い。

1/5
◆ アレルギー性鼻炎
 明け方になると鼻がつまり、起きると鼻水がとまらない。
 が、薬を飲むと、これがよく効く。
 依存症になりそうで怖い。

1/6
◆ エドガール・モラン
 フランスの社会学者で、百歳過ぎてもまだ活躍してる。
 近著『百歳の哲学者が語る人生のこと』(河出書房新社、2022)
 まだ読んでないけど、おもしろそう。
 反ナチのパルチザン、反スターリンの活動家……うねるような人生。

1/7
◆ 一橋大学図書館
 学外者の利用証で久しぶりに中に入る。
 調べたいのは、ある本の1頁だけだから、すぐに終わる。
 ものの数分で外に出て、自転車で一周りして帰る。

1/8
◆ Adobe 製品
 Photoshop やIllustrator など有名アプリをあわせたCS4という製品を
 20年前に10数万円で買い、使い続けてきた。
 それが、どんな裏技をつかっても使用不能になってしまった。
 残念だけど、もういい、とも思う。
 使って何かをするという用事もないからね。

1/9
◆ 夜の買い物
 朝食用のバナナを、多摩蘭坂下のセブンまで買いに行く。
 ひと気のない夜道を、小声で「一二一二」と言いながら歩く。
 声を出さないと、すぐに小股歩きにもどっちゃう。

1/10
◆ おすそわけというイベント
 隣の公民館で生活困窮者向けにときおり食材が配布される。
 この界隈は困窮者は少ないだろうと思っていたが
 今年はじめにも70人ぐらい並んだらしい。

1/11
◆ 老人会
 大学時代の女友だちと会う。
 蕎麦屋でお昼をいっしょに食う。
 昔は美人だったひとたちだが、やっぱそれなりに老婆になっている。

1/12
◆食い過ぎ?
 お昼にやや遠くのラーメン屋に行って、中華もりそば中を食った。
 中というのは並の少し上だろうと思ったら、はるかに上。
 残さず食ったら、お腹パンパン。
 夕食時にもお腹がすかないどころか
 胸がむかつき、そして、激しく嘔吐した。

1/13
◆ 体調回復
 夜8時から12時間寝たら、だいぶんよくなった。
 ただ、翻訳みたいなしごとをする元気はでない。
 じっと座って、日光を浴びて、昼間もウトウトしながら過ごした。
 ちょっと食いすぎたせいで(だと思う)こうなっちゃうのかねえ。

1/14
◆ 研究書
 いまでも、知り合いから著作物を送っていただくことがある。
 もちろん、うれしいが、どの本もそろって難しい。
 本棚に飾っておくけど、なんだか申し訳ない。

1/15
◆ 別の人生?
 社会学部に入学したのは社会心理学を学んで広告業界に就職したかったからだ。
 2年の途中で、社会思想の勉強にスライドした。
 もし、そのまま広告代理店に就職したらどうなっていたんだろう。
 才能がないと見なされて、営業職にまわされてる。
 そして、定年後はいまのぼくと同じような生活をしている。

1/16
◆ 夢見心地
 おお、すこぶる体の調子がいい。
 長々といつまでも眠ることができる。
 起きていても目をつぶればすぐ意識はどこかへ飛んでいく。
 つねに浅い夢を見ており、それが嫌な夢でもないんだ。
 しかし、その外見は、椅子にだらしなく座って、よだれを垂らしながら寝ている老人。

1/17
◆「さらばわが愛、北朝鮮」
 1952年、ロシア留学した北のエリート8人が金日成を批判して帰国できなくなった。
 ロシアに留まった8人のその後を紹介する韓国のドキュメント映画(2017)を見た。
 GYAOの無料配信サービスを利用した。
 こういうマイナーな映画も見ることができるのは、ありがたかった。
 しかし、GYAOの配信サービスは3月末で終了するらしい。

1/18
◆「誰がための日々」
 GYAOで香港映画(2016)を見る。原題「一念無明」、英題「Mad World」
 汚いアパートの狭い一室でくらす父親と双極性障害の息子の物語。
 一念無明とは、心は真っ暗闇の意。
 映画もひたすら暗く、見てるのが辛いぐらいだ。
 香港では多くの観客を集め、さまざまの賞をもらっているのも興味深い。

1/19
◆ 座敷牢
 ここ数日、部屋にこもってほとんど動かない。
 足腰も弱まるばかりだ。
 このままでは2階から1階に降りることもできなくなるぞ。

1/20
◆ 生活サイクル
 定年前は遅寝遅起きだったのが、早寝早起きに変わった。
 なのに、このごろは起きるのだけが遅くなった。
 つまり、いつまでも寝ている。
 しかも、昼間だってウトウトしてるから、覚醒している時間は短いのよ。

1/21
◆ 海鮮丼ランチ
 昔は苦手だった刺し身・寿司もこのごろは食える。
 味の良し悪しはいまだによくわからん。
 天気がいいので歩いて駅前の回転寿司屋に行く。
 海鮮三崎港はほかのチェーン店より味がいいと聞いたもんで。

1/22
◆ 名画系の映画
 ずっと部屋にこもって映画ばかり見ている。
 中国映画「活きる」(1994)と「1978年冬」(2007)
 前者はチャン・イーモウ監督の作品で前から見たかったやつ。
 後者は新人監督の作品だが、田舎で生きる息苦しさを語る。

1/23
◆ 学生時代のゼミの先生
 ぼくはまったく不出来のゼミ生だったが、先生に憧れて院に進んだ。
 その先生が没して3年。近く「偲ぶ会」が開かれる。
 そういう会を準備するほど、まじめな連中が多いのだ。
 しかも、みんなそこそこ「出世」しているので、参加するのも気恥ずかしい。

1/24
◆ 寒波
 北海道とかのように、ストーブのおかげで部屋が暖かい、ってことはない。
 夜は電気毛布のおかげでなんとなく眠れる。
 昼は、毛布のようなガウンを羽織って、部屋にこもる。
 寒い部屋だが、それでもうたた寝しちゃうのが偉い。

1/25
◆「RRR」
 大評判ゆえ早くも再映が始まったインド映画を立川まで観に行った。
 20世紀初頭、インドを支配するイギリスに反旗を翻す男たちの物語。
 やたらに大騒ぎの映画だった。
 これをすごく面白いという人は、頭が悪そうな気がする。

1/26
◆ あかぎれ
 小学生のとき同級生(農家の子)が、指先がきれて痛がっていた。
 ぼくは一度も経験しないまま人生をすごしてきた。
 なのに、この年になって指先がきれ、とっても不快である。
 なんかバチがあたってるような気もする。

1/27
◆ 寒風をついて
 バイクはひとにあげたのだが、廃車届けはもとの所有者がしなければならない。
 めんどくさいが、これも運動と思い、自転車で市役所に行く。
 所有者は娘なので、父親の代理申請はOKかと思ったら
 別世帯だから、委任状が必要だと言われてしまった。

1/28
◆ ひびわれ
 指先のあかぎれの数が増えている。
 右手の人差指だけだったのが、左手の親指も。
 あらためて自分の手をじっくりと眺めてみると
 ひえ〜、どの指にもあかぎれの寸前のひびができてる。

1/29
◆ ビタミンC
 ミカン類をたくさん食べようと思う。
 が、スーパー、八百屋の4箇所で買ったものはどれもまずい。
 かつて通販で箱買いしたものはだいたい美味しかったのにね。
 しかし、箱買いは家の者に嫌がられる。
 量が多いと食べる気にならないらしい。

1/30
◆ 防寒服
 キリーというブランドのスキーウェアを着ている。
 最初に買ったのも20年近く着続け、2代目も20年近い。
 つまり、ぼくは物持ちがいいのだ。
 しかし、着心地がいいのも事実なのである。

1/31
◆ 西陽
 夕方、太陽の光がガンガン頭に当たる。
 冬場には、これがたまらなくいい。
 足元には安物の足温器。
 おかげで日が沈むまでの数時間、気持ちよくうたた寝。

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