つぶやき |
◆ もののあわれ 冬枯れの木立の中を歩く。 老成した人間なら、詩心がわいたりもするんだろうが あいにくこちらはふらつかないで歩くことで精一杯。 |
◆ GYAO 無料で動画を配信するサービスも3月で終わる。 んで、いまは「キネマ旬報ベストテン」過去受賞作品をたてつづけに配信中。 評判の日本映画も外国映画も見られるんで、けっこう忙しい。 |
◆ あかぎれ 朝、起きたら右手親指の先から血がポタポタ。 知らぬ間に、シーツにもズボンにもキーボードにも血がついた。 人差し指にもひび割れがあり、指をまげると痛い。 薬屋に走って、軟膏「ヒビエイド」ちゅうのを買いました。 |
◆ 年金生活 自分の年金こんなに少ないと思わなかった、と憤る高齢者が多いという。 同感ですね。 ぼくも、根拠もなく月に30万円ほどもらえると思っていたので じっさいはその半分ぐらいだと知ったとき、愕然としたもんね。 |
◆ 楽しいお買い物 出歩くことを念じなければ、引きこもりになっちゃう。 目的がなければ、たんなるフラフラ歩きになって、つまんない。 んで、ぼくはたいてい散歩と買い物をセットにしてる。 バナナやミカン、ヨーグルトや菓子パンなどで、千円を超える。 それを軽やかに支払って、ぼくは幸せ気分で帰宅する。 |
◆ カップ麺 スーパーで熊本のラーメン「桂花」を見つけた。 桂花は新宿アルタの裏側に小さな店を出している。 ぼくは新宿に出るたびに桂花ラーメンを食ってたので 懐かしくて、ついそのカップ麺を買ってしまった。 家でぼそぼそ食べてたら背後から「スープは全部飲んじゃダメ」の声。 う〜ん、それが飲みたかったのに〜。 |
◆ 深い夢 昼間、うたた寝をしてると夢を見るが、内容はすぐに忘れる。 このごろはなぜか夜も夢を見る。 とくに明け方の夢は話がこみいってて長い。 しかも、その余韻はけっこうしばらく残る。 |
◆「ヒトラーのための虐殺会議」 立川までドイツ映画("Die Wannseekoferenz", 2021)を観に行った。 ユダヤ人絶滅を決定したヴァンゼー湖畔での会議が議事録にもとづいて再現される。 15人の軍人・官僚が、いかに1100万のユダヤ人をスムーズに抹殺するかを話し合う。 きわめてビジネスライクな会議で、劇としては退屈だけど、じつに恐ろしい映画でした。 |
◆ ワルラス『社会経済学研究』 ワルラスは現代の数理経済学の祖とされ、最高の経済学者といわれる。 しかし、彼は自分を社会主義者だという。 それを鮮明にうちだしたのがこの本(1896年)だ。 翻訳(日本経済評論社、2023年)はとても読みやすく、読むと感動させられる。 訳者・御崎加代子さんは国際ワルラス学会の会長を務めた人だが 大学院生のころは、ゼミでぼくの後輩だったんだよ。(自慢) |
◆ Over the Rainbow Youtubeで懐かしい歌が聞こえてきた。 巨漢イズラエルの歌声がやわらかい。 退職後、ぼくもこれを聴いてウクレレを弾きたくなった。 けど、手に入れたウクレレは息子にとられちまった。 |
◆ 積雪 血圧の薬をもらうために駅近くの病院に予約してた。 雪が道路に数センチ積もっているので、歩いて行く。 こういうときのために、数年前にワークマンで買った長靴は 一度も履かず、物置のどこかにしまったまま。 |
◆ レロレロ 買い物に行って、店のひとに要望やら質問をしたりする。 舌がうまくまわらないが、店のひとは理解してくれる。 それでもぼくは、言葉がちゃんと出なかったことを恥じる。 |
◆ 動かず 天気快晴だが、引きこもっている。 散歩すれば体にいいとわかっているが、気力がわかない。 動画配信サービスで、映画ばかり見ている。 おかげでちゃんと時間が過ぎて、夜になる。 |
◆「誰よりも狙われた男」 GYAO経由で英映画(A Most Wanted Man, 2014)を見る。 原作がスパイ小説の巨匠ル・カレの作だから、期待どおりのサスペンス。 国際的なテロ活動の話だが、そこには善人も悪人もいない。 |
◆『オヤジはニーチェ』 副題「認知症の父と過ごした436日」という高橋秀実の本(新潮社、2023年)を読む。 認知症の父親のことばはたしかに哲学的でもあるな。 父親を介護しながら、父親とのやりとりを記録する。 それをおもしろく読ませ、深みを感じさせる高橋秀実の力量はさすがだね。 |
◆「シリアにて」 ベルギー映画('"Insyriated", 2017)を見る。 原題は insiriated(激怒した)と Syria(シリア)を合成したもの。 内戦のさなかアパートの一室で隠れて暮らす家族の話。 リアリティがすごくて、見てて苦しいほど。 |
◆ 歩行訓練 2月、3月は同窓会やら小旅行やらで出歩く機会が多い。 だから、少し足腰を鍛えなきゃ、と思う。 んで、昼はちょっと遠くのネパール料理店に歩いていく。 チョウメンというネパール焼きそばを初めて食べました。 |
◆ 韓国料理 ソルロンタンを食べたくて駅前まで歩いていく。 グツグツ煮える白いスープにご飯を混ぜて食う。 4階にある店は意外におしゃれで、客は女性ばかり。 つまり、ひとりだけの怪しいジジイは浮いている。 早く食べようと思うが、スープは熱すぎだし鼻水も拭かねばならぬ。 |
◆ 連日外食 ネットで「ランチ」を検索している。 駅前の寿司屋で「沖縄そば定食」(1050円)を出していると知る。 値段が高いのは、にぎりが3貫ついているからかな。 にぎりはまあまあだったが、肝心の沖縄そばは期待はずれ。 |
◆「スプートニク」 ロシア映画 Sputnik (2020)を見る。 1980年代の初め、宇宙から帰還した飛行士の体にエイリアンが入り込んでいた。 エイリアンがいかにもそれらしく、見てて感心した。 ロシア産のSFサスペンス映画だが、世界の標準を軽々とクリアしてる。 |
◆ 動かず ひたすら眠たい。 夜はちゃんと寝てるんだけどね。 終日部屋でモニター画面を見ながら何度も眠りに陥る。 |
◆ 長髪 去年、夏前に床屋で刈り上げみたいにしてもらった。 短いと髪を洗うのは楽だが、髪の向きがバラバラでまとまらない。 このごろは昔並みに長くなり、勝手に七三分け風になる。 これはこれで楽チンなのよ。 |
◆ 貧すれば鈍する マイナンバーカードを作れば2万円相当のポイントがもらえる。 という宣伝に、目がくらんで市役所に行く。 国策に喜んで従う愚民の群れに加わった、とも言える。 |
◆ あかぎれ ぽんかんの皮をむいただけで、親指の先から血が出た。 保湿剤を塗って、液体絆創膏で保護する。 外出するときはかならず手袋をしてるんですけどね。 |
◆ 漢字 明け方の夢で、「災害」の災の字を忘れて困った。 なぜか「然」の字が浮かんだが、それはそうじゃないとわかる。 うなっているうちに目が覚めた。 困った気分のまま起きたが、字はすぐに思い出して一安心。 |
◆ 健忘 ネット経由で米映画「誘拐の掟」(2014)を見たが これは2ヶ月前に見たものであった。 見た映画は手元にタイトルをメモしてるので気づいた。 つい最近見た映画なのに、ほとんど覚えておらず、2度目もしっかり楽しんだ。 |
◆「ファーザー」 ネット経由でイギリス映画("The Father", 2020)を見る。 認知症の老人をアンソニー・ホプキンスが好演する。 ぼくは心を揺さぶられ、しばらく動けなかった。 デンマーク映画「わたしの叔父さん」("Onkel", 2019)も 足腰の弱った老人の生き様を見せつけて、ぼくを弱らせる。 |
◆「存在のない子供たち」 レバノン映画(”Capernaum", 2018)を見る。 貧民窟で暮らす少年が、「僕を産んだ罪」で両親を訴える。 いや〜、難民の貧困と無権利を描く、すごい映画でした。 原題カペナウムは地名だが、大いなる混沌の意味もあるらしい。 |