2024年
 つぶやき

6/1
◆ 誘惑
 ぼくを介護するひとの負担を減らすために肥らないようにしたい。
 んでもね、おいしそうなお菓子は食べてみたくなるんだよ。

6/2
◆『口訳・古事記」
 町田康の「訳」だが、予想した以上にすばらしく、読めて幸せである。
 関西弁が魅力的なので、audible で聴いてみたら、それはさほど感心せず。

6/3
◆ 介護サービス
 ベビーシッターじゃなくて、ジジーシッターてのもありそうだ。
 散歩につきそって見守るだけでいいんだ。
 時給3千円とかでどう? やすい?
 でも転倒したときに責任を問われるのはやだろうなあ。

6/4
◆ 自作の補水液
 左腕の付け根が痛む。
 自己診断によれば熱中症によるものだ。
 いつものように水を飲んで治した。

6/5
◆ 田中裕子主演の映画2つ
 「いつか読書する日」(2004),「千夜、一夜」(2022)。
 いずれも地方都市でじんわりと独身生活を重ねる女の物語。
 生きるとは何かを考えさせられ、しみじみしちゃったなあ。Prime Video

6/6
◆ 病後の立ち直り
 年末に2回、春先に1回、腸閉塞で入院した。
 いずれも1週間ほどで退院したのだが、すっかり足が弱った。
 筋肉は高齢になっても鍛えられるというがホントかね?

6/7
◆ ゲルハルト・リヒター
 ドイツの現代アートの巨匠。
 かれの人生を描いた映画「ある画家の数奇な運命」(2018)を観た。U-next
 役に立たない人間は当然のように「安楽死」させられた時代もあった。

6/8
◆ 発声練習
 自分で何かしらしゃべらないと喉が退化する。
 自転車で買い物に行ったとき、ひとのいないところで声を出してみる。
 ペダルをこぐたびに数を数えるのだ。
 あれれ、170あたりで数がわかんなくなってきたぞ。

6/9
◆ 哲学カフェ
 この界隈でもがんばって毎週集まりを催している人がいる。
 応援してあげたいけど、その人が毎回提示するテーマがどうも、ね。
 参加者がテーマを出しあって決める集まりは繁盛している。

6/10
◆ つまらないヤツ
 おもしろい人と思われたい。
 いっしょに話をしてて楽しい、と思ってもらいたい。
 ところが、中身がないのでおもしろいことなど一つも言えない。
 底が浅いので、何についても語れない。
 話す技術もないので、そもそも相手にもしてもらえない。

6/11
◆「人生は、時々晴れ」
 2002年の英映画の佳作(マイク・リー監督)を U-next で観て、しみじみとする。
 ロンドンの集合住宅に住む3家族のいかにも幸せ薄そうな暮らし。
 即興劇だった部分も多いらしいが、俳優たちがじつにすばらしい。

6/12
◆ ミゼラビリズム
 ぼくは汚そうな服装、貧乏たらしさが好きだ。
 この家ではこれがどうにも許しがたいことらしい。
 ぼくが部屋にひきこもりになる原因のひとつである。

6/13
◆ 仕舞湯
 ぼくは不潔な老人と思われているので、風呂は最後に入る。
 でも、それだとどうしても12時ごろになっちゃう。
 だから、夜の風呂は省略し、朝シャワーに切り替えよう。
 じつは鹿児島にいたときはそのパターン。(風呂は車で銭湯に行った)

6/14
◆ シルバー人材センター
 ぼくにはなんの能もないので登録したくてもできない。
 駐輪場の受付とか、できそうな気がしたが、やっぱ体が動かない。
 包丁研ぎとか、頼みたい仕事ならいろいろあるんですけど。

6/15
◆ ふきハラ
 不機嫌ハラスメントというのがあるらしい。
 ひとの挙動・所作を見て、舌打ちしたり、ため息をついたりすること。
 うちのばあいは、動作緩慢を露骨に批判されるから、陰湿ではないが。

6/16
◆ ブータン映画
 「山の教室」(Lunana, A Yak in the Classroom, 2019)を観た。Prime Video
 陳腐な言い草ながら、はい、心が洗われた気分。
 なんだか毎日つらい思いをしているもんで。

6/17
◆ ハッテン場
 鹿児島の大型銭湯、太陽ヘルスセンターの閉店をニュースで知った。
 男性客同士の性行為が目に余るものになったかららしい。
 ぼくはその近くに住んでいたこともあるんで
 そこの風呂にも入ったが、そんな光景は見たこともないなあ。

6/18
◆ 窓越しに
 ひとの車に乗せてもらって三鷹方面まで出向く。
 たいしたことない「世の中の景色」にちょっと感動する。

6/19
◆ 別の人生
 退職後、上京してから、わりとまめに同窓会とかに参加してる。
 ぼくも普通の会社に就職してたらどうなっていたんだろうな、と想像させる。
 連中の老後生活は楽ちんみたいだが、あまり楽しそうではないなあ。

6/20
◆ ものおぼえ
 ものの名前が出てこないことはよくある。
 しかし、知っているはずのことなのに名前を言われて
 何のことやらわからない、ってのは初めてのような気がする。
 むむーっ、ステージが一個すすんだか?

6/21
◆ 名作映画
 昼のNHKBSで米映画「ミッドナイト・ラン」(1988)をやってた。
 ロバート・デニーロが賞金稼ぎをする話。
 傑作なので見たことあるけど、どうしてもまた見ちゃうのよね。
 誰もがいうとおり、お話も良いし、どの役者もそろって達者。

6/22
◆ ルンルン
 阿川佐和子ににじり寄られる夢を見た。
 けっこう長い夢で、ずいぶん楽しかったが、目が覚めるとすっかり忘れた。
 ただ幸せな気分だけは昼近くまで残った。

6/23
◆ 意外な良書
 新聞の書評欄で知った本を図書館から借りた。
 ベイクウェル(英国)『実存主義者のカフェにて」(紀伊國屋書店、2024)
 サルトルやボーヴォワールを柱に実存主義が盛り上がってくる時代を描く。
 話がわかりやすくて、おもしろかったな。
 ぼくも大学1年生のころに読んでれば、まわりの賢そうな連中の会話についていけたのに。

6/24
◆ 大学図書館
 ちょっとした調べものがあったんで、よろよろしながら自転車で一橋大学へ行く。
 調べものは5分で終了。
 自転車に乗れなくなったらタクシーで行くしかないが、そこまでして調べたいか?

6/25
◆ 体力減退
 つづけて歩くのは10歩がやっとだ。
 バナナなどを買いにスーパーに自転車で行くが
 スーパーの中では歩いてまわるしかない。
 急に立ち止まろうとすると大変で、おっとっとっとっと、倒れそうになる。

6/26
◆ スタミナ
 高齢者用リハビリ施設に週1回、午前中だけ通っている。
 80代の話好きジーサンがマムシの効用をしゃべっていた。
 子供のころ、父親に黒焼きを食べさせられたら、やたら元気が出たという。
 話し上手なので信じたくなっちゃうよ。

6/27
◆ 体の動かし方
 家の階段の降り方がわかんなくなってきた。
 両足を交互に動かすのだが、それがどうもわからないんだ。
 これまで意識せずにやってたが、あらためて考えるとよくわからない。

6/28
◆ ひとと話さない
 リハビリ施設に行っても、誰とも話さない。
 女性たちは何かしら話ししてるが、男たち(3〜4人)は黙ってる。
 マムシの話をしたジーサンは例外だが、男はもちろん女からも相手にされない。
 ぼくは聞いてあげるが、とくに反応はしないので会話にならない。

6/29
◆『翻訳に生きて死んで」
 日本の現代文学を韓国語に翻訳しているクォン・ナミのエッセイ。
 300冊も翻訳しているが、彼女は翻訳家を名乗ることに照れる。
 すごいなあ。

6/30
◆ 災害対策
 避難所に逃げても、トイレが心配。
 糞尿があふれて、地獄状態になるという。
 このへんでも食品の備蓄はあるが、トイレ関係はダメだね。

Back to Home