2024年
 つぶやき

10/1
◆ 自己イメージ
 ベッドに入って、うとうとしながら思い浮かべる自分の姿はいつも健康体。
 つまり、どこでも元気にずんずん歩く。
 ずんずん歩いている自分をイメージしながら眠りにおちいる。

10/2
◆ リハビリ施設
 週1回、3時間のデイケアを受けている。
 そこのスタッフがごっそり入れ替わった。
 トレーナーは新人の若者なので、動きの段取りはわれわれ利用者のほうがくわしい。

10/3
◆ 危険運転
 朝食用のバナナを買うために薄暗くなってから自転車で行く。
 もちろん走りはヨロヨロだ。
 おまけに夕方になると目もよく見えない。
 白内障の手術で装着したレンズは安物だからだ。

10/4
◆ 右肩が痛い?
 起きてるときは何ともないが、あおむけに寝ると右の肩、いや、首筋が痛い。
 枕をすれば何ともない。頭を枕から外すと痛い。
 寝違え? いや、寝違えはちゃんと経験したことがないのだ。

10/5
◆ 差別語
 翻訳とかすると、これの言い換えで苦労する。
 普通の熟語みたいになってるばあい、言い換えると間抜けな感じ。

10/6
◆ 田中克彦を読む
 2001年の著「差別語からはいる言語学入門』(明石書店)。
 昼過ぎ、細かい雨のなか、自転車で中央図書館まで借りに行く。
 本はあまりにもおもしろいので、すぐに読んじゃいました。

10/7
◆ 今日も図書館へ
 いちおう目を通しておかねばならない書物があった。
 はりきって自転車で中央図書館に行く。
 自転車がボロいのでペダルと漕ぐたびガチャガチャとうるさい。

10/8
◆ 噛み合わせ
 首筋の痛みは、どうやら奥歯の噛み合わせに問題がありそうだ。
 ま、素人判断ですけどね。

10/9
◆ 自己治療
 ものを食べるとき、なるべく右の奥歯は使わないようにした。
 おかげで、というべきか、痛みはだいぶんなくなった。

10/10
◆『哲学史入門』
 2024年にNHK新書として出た3巻本、すんごくおもしろい。
 聞き書き(インタビュー)だから、めちゃくちゃ読みやすい。
 語っている人の頭の良さが伝わる。。
 1巻はすぐに読み終えて、いま2巻目。

10/11
◆ 参考図書
 かつての研究テーマに関する本は段ボールに詰めてある。
 そのうちの一冊を読みたいのだが、どうやって見つけよう?

10/12
◆ タイムループ
 日本映画2本、いずれも低予算の映画だが、かなり楽しめた。
 「MONDAYS」(2022)。小さな会社の社員全員がワンルームで同じ一日をくりかえす。
 「リバー。流れないでよ」(2023)。2分間が永遠にくりかえされる旅館の話。

10/13
◆ 新田次郎『火の鳥』
 隣の図書室から、何の気なしに借りて読んだ中編小説。
 南の孤島に置かれた気象観測所が、頻発地震によって閉鎖されるまで。
 筆の力によって終始ドキドキさせられ、感動させられました。

10/14
◆ 被爆者団体協議会
 ノーベル賞をもらった「被団協」に、ぼくの知り合い(大学の同級生)がいる。
 栗原淑江さんは数少ない女子学生のひとりで、授業のノートが読みやすいと評判だった。
 社会調査のゼミに属し、そのときからずっと被爆者の運動に事務員としてたずさわる。
 また、事務局長(記憶遺産を継承する会)・伊藤和久も学生寮のころからの知り合いだ。

10/15
◆ 体力の衰え
 足が上がらないので、大股では進めない。
 ふと気づけば、パーキンソン病のようなチョコチョコ歩きになってる。

10/16
◆ 自転車もダメ?
 歩くのはダメでも自転車はまだ大丈夫、と思ってた。
 ところが、今日2回、左側の壁に吸い寄せられていく。
 そのつどストップしたが、このぶんでは自転車に乗るのも今年いっぱいかな?

10/17
◆ 人類学
 あたりまえを「ひっくりかえす」というふれこみの本を借りてきた。
 ぼくが学部1年生のときに受けた人類学の先生は、どこか女子大の教授で
 ほとんど男ばかりの受講生を前にすると、ひどくうれしげに下ネタを連発したな。

10/20
◆ 二日飛ばし
 これといった事件もないのに「つぶやき」を書き漏らした。
 事件といえば翻訳の作業が進んだことだね。
 上中下の三巻構成だからかなり分厚いものになる。
 ほんとうに出版してもらえるかどうか、それが心配だったのよ。

10/21
◆ 味の民芸
 大手のファミレスで、モツ鍋うどんを食った。
 1800円だから、ぼくとしてはかなりぜいたくだぜ。
 こんな非日常的なことをしたくなる、そんな気分の一日。

10/22
◆ せせらぎ公園
 裏にある小さな児童公園まで歩く。
 2系統のバス停があるので、ぼくにとっては交通の要衝。
 すぐそこなんだけど、いまではけっこう遠い。

10/23
◆ リハビリ施設
 大手チェーン店で「歩行訓練」に特化している。
 スタッフの入れ替わりは激しいが
 新人はむしろマニュアルに忠実だから、そう悪くもない。

10/24
◆ 灯油
 巡回販売の業者が「ことしもよろしく」と挨拶に来た。
 しかし、灯油ストーブはぼくの知らぬ間に廃棄されていた。
 熱をストレートにあびせてくるストーブの「品の無さ」がぼくは好きなんだけどな。

10/25
◆ 北朝鮮
 北の実情を描くドキュメント2本(日本映画とロシア映画)見た。
 どちらも何だか弱ったなあと思わせるものであったが
 しかし、1960年頃までは南より北のほうがましといった雰囲気もあったよ。
 ぼくが小学生のとき利用していた床屋さんは一家で「帰国」したし。

10/26
◆「ハーブとドロシー」
 NY在の美術コレクター夫婦の記録映画(2010)はほんとにいい映画だった。
 二人は郵便局員と図書館員で、ふつうの貧しい市民。
 夫は高齢になると足が悪くなり、妻に手を引いてもらう。そこも泣かせどころ。

10/27
◆ 図書
 弱ったなあ。読みたい本がたくさんある。
 検索すると、ななめの方向にもつぎつぎと現れる。
 読んだからといって何がどうなる、ってもんでもないんですけどね。

10/28
◆ 衆院選
 歩行訓練をかねて投票に行きました。
 正門までは自転車だけど、正門から体育館までは杖なしで歩く。
 トレーナーが見たなら誉めてくれてかもしれない。

10/29
◆ 指宿温泉
 砂むし風呂は気持ちいいと評判である。
 じっさい、人を連れていくと、かならず喜んでもらえる。
 しかし、ぼく自身は入ったことがない。
 忌避したわけではなく、いつでも入れると思っていたからだ。

10/30
◆ むずい
 フランス哲学がらみの対談本を読んでる。
 専門家どうしの対談で、恥ずかしながらついていけません。

10/31
◆ 懐メロ
 島倉千代子の歌は小学生のころから嫌いだった。
 ウェットで、つまりジメジメしてて、陰気くさかったからだ。
 ところが、昨夜、とつぜん「東京だよ、おっかさん」が頭の中で流れる。
 何度も流れるんだが、なぜかあまり嫌な感じはせず、眠りに陥る。

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